大会会長
岡山大学教育学部長
三村由香里
第39回全国創作舞踊研究発表会[岡山大会]の開催を,心からお慶び申し上げます。
本研究会は舞踏教育の理論及び実践に関する研究をもとに,大学での教授内容,学生指導を深めることを目指されており,その成果を研究発表会として,舞踊教育に関わる教員養成系大学・舞踊文化・舞踊教育関連大学に所属する教員並びに学生が一堂に会して共有することはたいへん意義深いことだと思います。本大会では,研究発表,ワークショップに加え,レクチャー・デモンストレーション,創作舞踊作品発表(特別プログラム)など,盛りだくさんのプログラムが用意されております。また,教育関係者のみならず,身体教育を軸とした多領域の専門家,企業,行政,地域の人々など異分野間の交流を促すこともねらいの一つとなっております。特別プログラムの中の「ぼうさいPiPit!ダンス」は産学官連携プロジェクトによる岡山大学発の防災教育のためのコンテンツであり,舞踊教育の可能性の広がりを感じていただけるものではないかと思います。充実した有意義な二日間となりますことを願っております。
岡山での開催は第11回(1991年)以来,約30年ぶりとのことで,全国から関係の皆さまにご参加いただきましたことを,主管大学である岡山大学教育学部を代表してお礼申し上げます。
本大会における研究成果が広く全国の指導者養成に共有・活用され,ますます発展されますことを祈念申し上げ,ご挨拶とさせていただきます。
大会副会長
日本教育大学協会全国保健体育・保健研究部門代表
高橋宏文
第39回全国創作舞踊研究発表会の開催にあたり、部門代表として一言ごあいさつを申し上げます。
平成24年度からの中学校でのダンス必修化に伴い、小学校から高等学校まで12年の連続性を持ったダンス教育が行われるようになって久しく、そもそもの狙いである学校の授業において自身に適した運動を見つけるということにおいても、すでにダンスは多大な貢献を果たしていると考えられます。このように、学校体育の中で必ず取り上げられるダンスを長きにわたり研究・発表してきている創作舞踊研究発表会は、今後も学校体育のダンス教育の発展と向上に対して重要な役目を果たすと考えられます。
また、本大会は本年度で39回目を数えるとお聞きしました。これは、この活動を継続されてきている関係の皆様の大変なご努力と、ご尽力があってのことだと思います。時代は変わり、学習指導要領が改編されるように、児童、生徒の意識も変化する中でダンスまたは舞踊という領域の研究を続けていらっしゃる本研究発表会にご関係している先生方には敬意を表します。
本日は、皆様の日ごろからの研究や作りこんだ作品の発表の場ということで、これまでの準備なさった成果を十二分に発揮していただければと思います。
そうすることで、参加した皆様、互いに様々な刺激を受けることができる機会となり、次の研究や創作につながることが期待できると思います。
最後となりますが本研究発表会が、これに携わるすべての方々にとって有意義なものとなりますようご祈念申し上げます。